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お疲れさまのプリン。

精神障がいの方の就労について、
職場定着支援をいつまで続けるのかというのは、
議論が分かれるところだと思います。

私は4月からこれまで、作業内容の確認や手順の定着、
職場内でのコミュニケーションを中心に、支援してきました。

対象者さんたちにとっては、就労してから4ヶ月がたち、
生活の中に、ようやく仕事が組み込まれてきたところでした。

本当なら、体調面、精神面でのフォローという意味では、
これからが支援の始まりという思いもあったのですが、
今回は期間を区切って訪問指導するという形でしたので、
今月末で、一区切りとなりました。

最終勤務を終え、先日、今回の派遣をしてもらった前の職場に
簡単な報告と、挨拶に行ってきました。

就労スタッフの皆さんに久しぶりにお会いできて、嬉しかったこと!!

電話が鳴ると、以前と同じように受話器を取ってしまいそうな自分にも、
ちょっぴり笑ってしまいました。

ああ、この職場で働けて、本当に良かったなぁ。

そしてこの4月からは、職場定着支援者として、
出先に派遣してもらえたこと、本当に有難かったなぁ・・・。

報告のあと、サプライズで、マーロウのプリンが!!

私が報告に伺うことを事前に知ったスタッフのGONさんが、
前日の勤務が終わってから、葉山のマーロウに車を飛ばして
プリンを買ってきてくれたのだそうです。

「はむちゃん、マーロウのプリン、食べたいって言ってたから♪」と、
嬉しいお言葉と一緒に、プリンを戴きました。

GONさんや、スタッフの皆さんの優しさがひしひしと伝わってきて、
胸が一杯でした・・・。

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なんという、幸せ・・・。

実はプリンを頂きながら、こみあげてくるものを抑えていました(;_;)



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ずっと甘いものを控えていたので、プリンを頂くのは本当に久しぶり!

ぷりっぷりの、つやっつや・・・。

ああ、幸せ・・・(*^o^*)



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担当していた利用者さんが育てた野菜を頂いたり、



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皆さんからお土産をたくさん頂いて、帰ってきました。



このお仕事が、いつかまた、できたらいいな。

スタッフの皆様、本当に、ありがとうございました。
そして今後とも、どうぞよろしくお願いいたします♪
またお役に立てる日が来るのを、心待ちにしています(^o^)/
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by hamu_totoro | 2011-07-29 12:44 | 忘れずにいたいこと | Comments(8)

もがく

日曜の昼頃、祖母がふいに居なくなってしまい、
夜7時過ぎに自力で帰宅するという出来事がありました。

私は合唱から帰ってきて、騒ぎを聞かされ、祖母宅へ走りました。
その途中で祖母が帰ってきたと連絡を受けたのですが、そのまま祖母宅へ。
その夜は泊まりました。
祖母が疲れ果てているのに精神的には落ち着いておらず、
叔母や叔父の言うことは何も聞かなくて、奥の部屋に引っ込んだまま。
叔母や叔父も疲れ果てていて、
私になにかできることといえば、祖母についていることだけだと思ったので。

もし祖母に会えたら食べさせよう、と思って持っていったバナナが、
役に立ちました。
朝ごはん以外なにも食べていなかったのに、いらないいらないと首を振る祖母。

奥の部屋までバナナと熱い緑茶を運んでいって、
一緒に食べよう、と、半分こにして潰したバナナを差し出したら、黙って食べてくれました。
それからは、叔母が焼いた卵焼きを少し食べてくれました。
お茶を2杯飲ませて、その夜はそのまま寝かせました。

飲まず食わず、トイレにも行かず(毎回外出先でトイレに入るのを嫌がるので)、
祖母は半日、どうしていたのだろう?
その夜は、なかなか寝付けませんでした。

月曜は、仕事が休みなのが助かりました。


認知症の徘徊症状が、出てきたということでしょう。
叔母によると、これまでもふいと居なくなっても、2、3時間で帰ってきたと。
今回はほぼ半日歩き通しだったと思われ、無事に怪我もなく、
自力で帰ってこられたのは、本当に運がよかったのだと思います。

ばあちゃん、どこに行きたかったの?
ずっと歩いていたの?

そう聞くと、
「こんなことは、初めてだよ・・・」と、祖母は一瞬顔をしかめましたが、
その後は、どこそこのおじさんに会いに行った、でもおばさんしかいなかったと、
もう亡くなった横浜の叔父さんと、家に居ない叔母さんの話をしていて、
一生懸命、ストーリーを作っていました。

近所を歩いているうちに、場所が解らなくなったようです。
ただひたすら、歩いていたのでしょうか。

自分の認知症を認めたくない一心で、交番にも行かず、
なんとか帰れたのでしょうが、
もう、運が良かっただけと言わざるをえません。

取り敢えず、祖母が外出のさい必ず持ちあるいているバッグに、
名前と電話番号を書いたストラップを『お守りだよ』と括り付けてきました。
外されてしまうかもしれませんが。

翌朝、早朝に寝ぼけて飛び起きた祖母をなだめて、トイレに行かせて、また寝てもらいました。
叔父と叔母がおきだしてきたところで、朝ごはんの準備。
朝ごはんを食べて、祖母が落ち着いたようすだったので、白内障の目薬をさし、
降圧剤を飲んでもらいました。
素直にさせてくれたのは、普段いない私だったからかもしれません。
叔母だと全くさせてくれないのです。

その後、自宅に帰りました。
飯田橋で用事があったので。

今日も、勤務後に祖母宅へ行ってきました。
叔母の話によると、私が帰ってからが大変だったと・・・。

正直、いよいよなのかな、と思う今日このごろです。

祖母も、不安なのだと思います。
自分が、何をしたいのか、どこへ行きたいのか、分からない。

壊れてゆく感覚?

冷静に、作業療法士の視点をもって、祖母や、叔母、
叔父を支えていかなくちゃ、と相談に乗ったり、実際に話し合ったりする一方、
自分はなにができるのか分からずに、もがいているのも正直なところです。
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by hamu_totoro | 2010-04-06 22:15 | 忘れずにいたいこと | Comments(8)

お仕事は・・・

2月から週3日、非常勤で仕事に復帰して、はや2ヶ月。
地域で、精神分野の就労支援をしていますが、この仕事は奥が深いなぁと思う今日この頃です。

一口に「就労支援」と言っても、仕事のあっせんをするのはハローワークの仕事。
私たちは、あっせんはしませんが、仕事の相談にのったり、一緒に仕事をさがしたり、短期の試し就労に同行したり、就労すれば定着に向けた支援をしたり、しています。

最近の仕事の様子では:
担当している方と話していて、表情が少しずつ柔らかくなってきたのを感じて、とても嬉しかったり。

試し就労で担当したケースの方とうまく距離がとれず、ほかのスタッフに代わってもらったり(このときは、久しぶりに自分がグッタリしてしまいました・・・)。

仕事で使っている道具が少しだけ変わることになった方が迷わないように、お知らせしたり、張り紙をしたり。

無事就労が決まった方と一緒に企業さんに伺い、面談したり。半日間、同伴就労することになったり。

日々、くるくるとめまぐるしく変わる状況に、なんとかついていけてるかな?という感じです。

病院での作業療法とは違って、何か具体的な作業をしていただくのは、試し就労くらい。
治療をすることが第一ではなく、就労に向けた・就労を定着させる支援を第一に考えている日々。
治療ばかりに目を向けていた私には、この仕事はとっても新鮮で、また面白いのです。

北里で学んだ、作業療法の大事な概念の一つ
「治療者自身を使って、対象にかかわる」
ことが、この仕事には実はとっても大事で、活かせる概念なのではないか、と思う日々。
・・・どう私自身を使うかは、まだぜんぜん分からないのだけど、日々のかかわりの、拠り所にしています。

・・・といっても、私もフルタイムで働けているわけではないし、
産休の方の代わりに、ちょこっとだけ働くようなかたちで居候させていただいているので、
スタッフのみなさんに日々、逆に就労支援していただいているような気持ちです。
いつもありがとうございます!
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by hamu_totoro | 2010-03-25 17:15 | はむの日常 | Comments(8)

私がおばあちゃんにできること

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近くに住む伯母が体調を崩したため、私と母が交替で泊まり、
伯父とおばあちゃんのサポートをするようになりました。

おばあちゃんは、食事や着替え、排泄や入浴など日常的な動作は
最小の見守りだけで、概ね自立しています。
◆食事◆
食器類の扱いも自分でできますが、食べこぼしがあるため、
最小限の見守りが必要です。
好き嫌いがはっきりしていて、ご飯、うどん、かぼちゃ、卵焼き、じゃがいも、
豆腐以外は口にしても出してしまいます。お肉はかんでも飲み込みづらいのか、NG。
飲み込みはとろみのついたものが飲み込みやすそうですが、
普通のお茶でむせることはほとんどないです。
◆更衣・清潔◆
衣服は脱いだものをまた着てしまうこと、促すまで何日も同じ服を着てしまうため、
着替えは促しが必要です。
また、口腔の清潔(入れ歯の洗浄、うがい)も自分からすることはなく、促しが必要です。
入浴は、皮膚の乾燥予防に薬用入浴剤を入れる程度の介助は必要ですが、
きちんと浴槽につかることができます。
耳の後ろなど、細かい洗い残しがあるため、最小限の促しが必要です。
◆服薬管理◆
高血圧の薬を服薬していますが、どの薬をいくつ飲むか忘れてしまうため、
服薬管理は家族が行っています。


家事活動は、指示を忘れてしまうため、中等度の見守りが必要です。
◆食事の準備◆
コンロの火を付けたまま忘れてしまい、鍋を焦がすことが何回もあったため、
以来家族がすべて食事を作っています。
食器を洗うことは可能ですが、油ものの時に洗剤を付けるのを忘れてしまうため、
洗い残しの確認が必要です。
食器を拭くさいには拭き残しが多く、濡れたまましまおうとするので確認が必要。
記憶の低下で、しまう場所も毎回違ったところにしまうため、促しが必要です。
食後にお茶を煎れることは得意です。とはいえ、叔父がお茶は要らないと言っても
そのまま煎れてしまうこと、お茶をこぼしても拭かないことなどから、
綺麗好きで細かい性格の伯父が、イライラしてしまう原因になっています。
◆掃除・洗濯◆
朝ご飯を食べたあと、掃除をするよう促すと、自ら掃除機を出して掃除できます。
細かい掃除は促しが必要ですが、概ね問題なし。
洗濯は伯父がしており、おばあちゃんは自分の洗濯物を干しています。
夕方の取り込みは促しが必要。完全に乾いていなくても畳んでしまってしまうので、
あとから確認が必要です。


歩行は、爪先があがらず若干ひきずるような歩きかたで、
段差によろめくことも多々あるため、屋外では見守りが必要。
屋外を歩いているうちに、どこへ向かおうとしていたか忘れてしまうため、
一人で目的地に向かうことは困難です。
徘徊はありません。夜間もよく眠れています。

手足や体幹の関節可動域の制限はありません。
視覚は、読書や手仕事など細かいこと以外の日常生活上は問題ないように見えます。
耳は小さな声もよく聞こえています。

デイサービス(本来週三回、今週のみ毎日)では、
食後に自分から食器洗いの手伝いを申し出たり、家事活動を積極的にしていると
職員から報告がありました。
二者間だと、簡単な会話はできますが、あれ、それといったことばが多く、
意図を汲み取る配慮が必要です。
即時記憶の低下にともない同じことを何度も話すため、会話の切り替えを促す必要があります。
集団交流は、促されれば交流可能。自発的に意見を述べることはほとんどありません。

長年主婦を担ってきた、世話好きなおばあちゃんは、
家事活動に対してあれもしなきゃ、これもしなきゃという
過去の強い意識はあるのですが、即時記憶の著しい低下により、
なにをしようとしていたか忘れてしまい、結果として伯父や伯母に
「何もしないで座っていて」と言われてしまう状況です。

人一倍細かい伯父に「人のことを気にしないで、自分の頭のうえの蝿だけ
追っていればいいんだ!」と言われててしまうと、意欲も低下し、
表情も固くなりがちです。
得意だった俳句も、本は開く一方で自分から声を出して読むことはなくなり、
ひねることができなくなりました。
昔は和裁を仕事にしていたので、糸と針は大好きなのですが、
何を作ろうとしていたか忘れてしまうため、自発的に作ることはなくなりました。

目下、デイサービスから帰ってきてから夕飯までの時間が、
祖母にとってしんどそうな時間(何もすることがない)です。

こんなおばあちゃんに、私ができること。
作業療法士の記憶をたどって立てた当面の目標は、
「おばあちゃんに、自分は役に立っている、という自己効力感を少しでも高めてもらう」
ということでした。
そのために、私が台所で使う差し子ふきんや、広告で折った箱を、
おばあちゃんに作ってもらうことにしました。
どちらも、おばあちゃんが以前なんどもしていた作業です。

デイサービスから帰ってきてからなので、一日の疲労も考慮しつつ、
適度に休憩を入れながら、広告折りをしてもらっています。

最初は「どうするんだっけねえ??」と不安そうに私が折るのを
みていたおばあちゃんも、一日、二日と模倣を繰り返すうちに、
折り方を思い出したのか、促すだけでどんどん折るようになりました。
角をあわせる、中心をあわせるなど促しは必要ですが、概ね続行できそうです。
ある程度固い紙(カレンダー)や二枚重ねにして折ることで、指で押し付ける力、
指ではさむ力も維持できると思います。

今日からは、差し子をしてもらう予定です。
写真は、以前おばあちゃんに差してもらったふきんと、これから差してもらうもの。
ミシンでまわりをダーッと縫い、しつけをかけて縫いやすくしてから、ばあちゃんに渡します。

差し残しがあったり、ムラがあったり、見守りと促しは随時必要ですが、
なにかに集中して作業しているおばあちゃんの姿は、前とちっとも変わらぬ、
頼もしいおばあちゃんの姿。
そして、私が「助かるわ、作ってくれてありがとう」というたびに
ほころぶおばあちゃんの笑顔も、前とちっとも変わりません。
私も、ばあちゃんのそばで刺繍をしながら、そっと見守っていこうと思います。

最後に、作業療法士の同期のみんな。
よかったらアドバイスください。
どうぞよろしくお願いします。
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by hamu_totoro | 2009-02-20 11:55 | はむの日常 | Comments(10)


パンやお菓子作り、畑仕事、陶芸、うたの楽しみを綴っています。作業療法士。たまにお仕事(精神障がいの方の支援)の話も。 ※日記に関係のないコメントやトラックバックは 削除させていただきます。


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